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2011年12月7日水曜日

の子宅@千葉ニュータウン 文字起こし

12月8日。ジョン・レノンの命日。

ちょうど1年前、千葉ニュータウンまで雑誌『GiGS』の取材に同行させてもらった。特に何の用事もなく、誘われるがままに赴いた地。ずっとここに足を踏み入れたかった。
千葉ニュータウン中央駅に降り立つと、広がる景色に既視感を覚えた。行ったこともないのに。なのに馴染み深い。それはずっと見ていた映像のせいだろう。その景色はあらゆる映像に映り込んでおり、そのせいか、なぜか懐かしい気持ちになった。
それらの映像を作った人物に会いに行く。
映像のほとんどが、彼の住んでいる近辺で撮影されたもの。半径何メートルかの世界が映し出されているのに、遠くに住んでいる僕までもがその地に馴染んでしまっている。
彼はミュージシャンでありながら、すべてのPVを撮影し、編集している。
それもスタジオなどを借りるわけでもなく、すべて自宅のパソコンで制作している。その映像は、どこの家にでもあるようなビデオカメラとパソコンによって、インターネットを通して何百万回も再生されている。やがてテレビや雑誌など、多くのメディアが彼の音楽、バンドを取り上げるようになった。
彼の自宅に入る。
ここからすべてが始まったんだと思った。
ありふれたビデオカメラやパソコンが、彼の表現を伝える手段となった。
この日、何の用事もなかったが取材に参加させてもらった。
とても充実した内容になった。PV制作についての話や、これまでの活動について思うこと。
1年前、仕事でもないのに帰ってからすぐに文字起こしした。
ずっと残しておきたかった。彼の誠実な精神が伝わるものだと思ったからです。

誌面では字数の制限などの関係で掲載されなかったエピソード。
千葉ニュータウンに初めて降り立った日から1周年を記念し、神聖かまってちゃん・の子のPV制作、活動についてのお話を掲載します。
登場人物:の子、野口氏(『GiGS』編集部)、佐藤哲郎氏(カメラマン)、劒樹人(神聖かまってちゃんマネージャー)、竹内

『ロックンロールは鳴り止まないっ』は映像が作りたくて曲が出来た

の子、ノートパソコン、ビデオカメラを手に持つ。
の子「これ今使ってるやつなんですけど、何がありがたいかというと、重さ(笑)。色々ノートパソコン使ってきたんですけど、何がしんどかったっていうと、重かった。やっぱ重いんですよ。だから今は軽量化。で、このビデオカメラがPVとかで使ってて。これも重要な機材の一つです、はい」
野口「それで撮ったPVで曲が完成してるんだもんね」
の子「そうっす。だからこれも機材ですね」
野口「お父さんも撮ってるんだよね?」
の子「だいたい親父が撮ってるって言われますけど、ぶっちゃけ俺が結構撮ってますよ(笑)。でも半々ですね。なんか全部親父が撮ってるみたいによく言われるんですよ」
劒「そうそう。みんな言うんですよね」
の子「あとはメンバーも撮ってますからね、monoくんとか。でもだいたい、親父が全部撮ってるわけじゃないです」
劒「お父さんが撮ってるっていうインパクトがね」
の子「あとは編集とかが一番時間かかるんで…」
竹内「ソフトって?」
の子「これっすね」
野口「あ、『VideoStudio』。これで編集してるんだね」
の子「はい。これがなければダメですね」
竹内「これは色々入ってますね」
の子「はい、要するにこれが、こう、こうして」 
『美ちなる方へ』の映像素材を再生する。
の子「これで後から曲をつけて…」
竹内「これはお父さんが撮影?」
の子「これは親父っすね(笑)。だいたい、けど、こういうのは親父が撮影してますね。これでこういう風に…竹内さんは分かると思うんですけど。竹内さんは何使ってます?」
竹内「僕は『Premiere』っすね。Macの。でもこういう風にチャチャチャッて出来ないですね」
の子「これ結構出来ますよ。やってたら面白いですよ」
野口「ここにあるのは本当に最初の素材なんだね」
竹内「色んなPVの素材が残ってるんですね」
の子「残ってますね」
竹内「これ何ですか?」
の子「これおばあちゃんです」
竹内「それは使わなかったっていう…」
の子「何かで使えたらいいなって思ったんですけど。あ、これは僕がヤフオクで落とした素材です」
竹内「あ、これ何かで見たことある。『黒いたまご』で使ってたやつ?」
の子「そうですね。よく分かりますね(笑)。さすがだなー!」
竹内「あと去年の5月に『笛吹き花ちゃん』のライブ中に使ってたやつ?」
の子「これっす!」
野口「あー!そこまで分かるの?」
竹内「僕、気持ち悪いでしょ…」
佐藤「気持ち悪い…」
野口「竹内さんどんだけ追っかけてるの…じゃあ、ここにあるもので全部の編集をやってるんだね」
の子「はい。こういう…」
野口「これ何してんの?『僕のブルース』?」
竹内「の、未公開カットですよね」
の子が布団敷いて寝ている映像素材が再生される。
の子「とりあえずこういった素材とか撮ったりして、その中でも選んでいって。たぶんこれは使えなかったんですね(笑)。違うかったんですね、たぶん。ここで布団とか持ってきて…」
野口「これは衝撃的な映像だぞ!」
竹内「かなり用意してたんだっていう」
の子「わざわざ布団とか持ってきてたんですよ。結局、ボツになったっていう」
竹内「いやーあのPVはピストルしか出てこなかったしね」
の子「そうっすね(笑)」
竹内「うわーでもこれめちゃくちゃ興味ありますね」
の子「個人的にはこれも、思い出写真みたいなもんです。だからやっぱ、『美ちなる方へ』がPV含めて好きなんで。普通に思い出写真みたいでもあるし」
野口「動画はやっぱ記録なんだ?」
の子「まあ、そういった節はありますね。だからPV作るときはだいたい、ここで繋げてったり色々やったりして、ほんとに3日間とかかけてずっとこうやって作ったりしてますね」
野口「PVを作ろうと思ったのはいつからなの?」
の子「『ロックンロールは鳴り止まないっ』からです。元々『放課後の図書室』って曲があって。YOUTUBEとか俺が知り始めた頃かな、わかんないですけど、そのときあたりで何かやってみようって気になって。元々『ロックンロールは鳴り止まないっ』って曲自体、映像が作りたくて曲が出来たんで」
竹内「へー!」
の子「映像、PVっていうものを初めて自分で作ってみようって。元々『放課後の図書室』って曲のピアノのフレーズが好きだったんで。それを使って、曲作って。俺、そのとき別にロックとかよりもテクノとかに傾倒してたんで。むしろ『ロックンロールは鳴り止まないっ』なんてジョークみたいなものだったんですね。いや、だから作ってるときは面白かったですね。"何言ってんだこれ?"って(笑)。でも狙ってた感も含めてあります。あれは。一つの作品としてPVを作ったんで。色んな往年のロックミュージシャンのそういったものを繋げてって、作品として作ってったらああなったっていう」
竹内「その頃の素材とかってまだ残ってますか?」
の子「残ってるかな…削除しちゃってるかな。あ、違うわ俺。初めてPV作ったのは『あるてぃめっとレイザー!』だった(笑)」
竹内「あの幻の!あれが初めて…(笑)」
※『あるてぃめっとレイザー!』のPVは、の子が自宅の部屋で全裸で踊り、最終的に小便を撒き散らすといった内容(モザイク処理なし)
の子「あれはWindowsの『ムービーメーカー』で作ったんですよ。それでニコニコ動画とかに上げたら速攻削除されて」
野口「そりゃそうだ!(笑)」
の子「あのPV、むしろ今俺が見たいくらいです」

パズルみたいな感じですね。PV作ってるときは

『いかれたNEET』の映像素材を再生する。
竹内「これ撮影は?」
の子「monoくんですね。たぶんこの時期はmonoくんと俺で撮影してますね」
野口「すごいなーこれ。ほんと原型だなー」
竹内「これはワクワクしますね」
夕暮れ空をバックに黄昏れているmonoが映る。
の子「あっははは(笑)」
竹内「このPV、ちょこちょこmonoくんが映ってるんですよね」
の子「これ…いい顔してんなあ(笑)。なんでこんなに黄昏れてるんだコイツ。この日、景色がすごい良かったんです。やっぱこの場所はすごい」
野口「撮影はこの近辺が多いの?」
の子「はい。去年とかはほんとこのへんでした」
『天使じゃ地上じゃちっそく死』の終盤の夕暮れ風景。
竹内「これ『天使じゃ地上じゃ』の…」
の子「なっつかしいなあ。歌詞に合わせて一緒に歌ってみようと思ったんですけど、出来なかったですね」
竹内「これ(曲を)流してるんですね」
の子「でも全然出来なかったっていう」
野口「色々挑戦してるんだね」
の子「挑戦は色々ありますね。いっぱい挑戦してる中でボツってるのは色々ありますわ」
竹内「そういや『ぺんてる』のPVって作ってないんですよね」
の子「最初は作りたかったんですけどね。あの曲長いんで、いかんせんめんどくさくなっちゃって。今でも作りたいんですけどね。作れるもんなら色々作りたいですけど、なかなか難しいです」
の子が料理した丸焦げの物がフライパンの上に乗っている。
野口「すっごい燃えてるねこれ」
の子「これは『黒いたまご』ですね。黒い卵を作ってボツになったっていう…」
竹内「真っ黒に焦げさせようとしたってこと?」
の子「そうっすね。『黒いたまご』のPV作るときに…」
フライパンから激しい炎が立ちのぼる。
野口「危ない危ない!」
の子「素材をこうやって色々作って、結局使わないっていう」
野口「撮り溜めた映像がたくさんあるんだね。まだ見せてない映像が色々あるんだろうな」
フライパンの上で調理している映像。
佐藤「結構美味しそう…」
ガラクタの上に座っているみさこの映像。
の子「これ良かったなー」
竹内「これいいっすよね…」
映像の中での子が「帽子を被ると、鬱さ加減が増す。今、陽のあたりがいい…」とみさこに話しかけている。
竹内「演技指導!」
野口「ディレクションしてるんだね」
の子「でもだいたいディレクションしてますね。や、『黒いたまご』いいっすよね。あれはうまくできました。みさこさんもこのときはなんか、全然別人みたいな顔してますね」
映像の中での子が「で、帽子を被り始める、と。取っても、いいからでやってくんね?ま、ギターはどうでもいいから(笑)」とみさこに話しかける。
竹内「なんか口調優しいですね。もっとこう、大島渚みたいに"こらー!"とか言わないんですね」
佐藤「なんか"脱げ"って言ったら脱ぎそうな感じする。そんな感じの声のトーン」
野口「の子くんの話しかけ方がね。これ、PVのイメージって現場に行ってから浮かぶの?元々あるのかな?」
の子「やーでも、どっちもですよ。けど、こういう場所行って浮かぶってのもありますけど。あとは元々ある素材をくっつけていって、パズルみたいな感じですね。だから楽しいですよ、PV作ってるときは」
みさこがギターを弾く映像が流れる。
竹内「僕にかまってちゃん教えてくれた大阪の友達が、このシーンがいいって言ってましたね」
の子「でも場所がやっぱ良かったですね。場所と天候が良かったんですよね」
竹内「時間帯もね」
の子「そう。だから俺、現場に行ったときからいいなって思って」
野口「動画の作成も自分で覚えたんだよね?」
の子「やーでも、機材は慣れるまでは難しいっすね」
野口「これは誰かに教えてもらったわけじゃないんですよね?」
の子「最初は『ムービーメーカー』から自分でやってみて、これも使って。でも慣れてしまうと一つの物から離れられないですね。それは音楽でもそうですわ」
竹内「はー。これは貴重ですわ」
野口「俺らめっちゃ貴重な物を見せてもらってるなあ」
みさこがギターを持ち始める映像。
竹内「これは『黒いたまご』の最初のほうですね」
の子「んー、このときのみさこさんはなんか違いますね」
映像の中での子がビデオカメラを持ちながら「こうやってやると、陽がバックにこう…」と景色に感激し、独り言を呟いている。
の子「懐かしいな。懐かしくなってしまうわ…」
『黒いたまご』の病院のシーン。
竹内「これって病院に許可とってるんですか?」
の子「この病院は許可とってますね。これは精神病院ですね。精神病院で僕がその、ずっと通っていたところもあったりして、それで先生に。その先生自体が僕の活動とかも知ってたんで。なんか、スターリンとか好きだったんでその先生が」
竹内「スターリン!」
野口「精神科の先生がスターリンを?」
の子「そういう人がいたんで、その先生に色々伝えて、なんとか撮らせてもらいましたね。でも、こっちは、違います」
『聖マリ(タイトルも問題になったので省略)』の病院が映し出される。
の子「これは、もう、やばかったです(笑)」
竹内「ははは…(笑)」
野口「これはね(笑)。結構たくさん撮ってたもんね。名前バッチリ出てて」
の子「これはほんと。これはちょっとね。でも、好きだったんですけどね」

自分は周りに恵まれてるって思いますよ

パソコンから離れ、今までの活動の話へ。
の子「今くらいになっちゃうと、今回アルバム二枚出すんですけど、あとはもう落ちちゃっていいと思うんですけどね。だから、たとえメジャーから離れたとしてもそれはそれで面白いですけどね。あの頃に戻ったとしても。要するに竹内さんがアップしてくれたあの頃に戻ったとしても。面白いですけどね」
竹内「僕が撮影して、また上げるってことですね」
の子「メジャーから離れたとしたらね。そうなると面白いですけどね。どうなるか分かんないですけど。俺はだから、どうやって区切りをつけて落としていくかって考えてますけどね。俺はどこまで自分のバンドで自分を宣伝できるかって見極め。今なぜ落とさないかっていうのも、なんだかんだで、なぜか映画とかあったり(笑)。よく分からんけど、あれ。なんなんすかね!(笑)いや、映画は俺自分に悪いこと別に何もないんですけどね。悪いことがあるとすれば、元々のファンがゲンナリするってことですけどね。色々ありますよ」
竹内「とか言って、観ちゃうんでしょうけどね…」
の子「ネットに上がれば俺も観ますわ」
野口「観に行かないんだ?(笑)」
の子「観に行きませんわ…」
竹内「観に来てたら逆に面白いけど…」
野口「でも、今日これ(PV素材)見せてもらったけど、これ見せたことってあるの?」
の子「いや、『クイックジャパン』で一回。でもちゃんと内容見せたことないです」
竹内「いやー貴重な」
野口「ありがとう」
の子「いや、竹内さんわざわざ来てくれたんで」
竹内「いやいやいや。僕普通に観光気分で来ただけなんで」
の子「まじすか。泊まっていきますか?」
竹内「泊まっていく?(笑)いや、でも一年半見続けて、ここに来たのは初めてなんでね」
野口「そうそう。僕も意外でした。竹内さんはもう来てるもんだと思ってて」
の子「僕も意外でした。一回くらい来てんじゃないかなと思ってました。竹内さん…あ、そっか。っていう。佐藤さんも意外でしたよ」
野口「そうそうそう。佐藤さんも初めてなんだよね。だから光栄ですよ僕。竹内・佐藤と一緒に上がらせてもらって」
竹内「いやいやいやこちらこそすいません。ありがとうございます」
の子「いやいや、ありがとうございます」
野口「ほんとありがとう」
全員がへこへことお辞儀する。
竹内「なにこれ(笑)」
の子「竹内さんに貰った映像もここにありますね」
竹内「ああー、これ、『ロックンロール』のPVにも使ってましたね」
の子「はい、使いましたね」
竹内「あれは嬉しかったな」
の子「いや、けど竹内さんの映像。あれだから、『劇場版』はあれでほとんど埋めればいいじゃんって思うくらいですけどね。入江監督がどう言うか分かんないですけど」
竹内「そうなったら僕にお金がたくさん入るっていう…ね(笑)」
の子「うん(笑)。でも、ほんとですよ。そのくらい貢献してるんで。いやほんと」
野口「そう考えるとあれだね、かまってちゃんは…」
の子「ほんと、うちのバンドなんて俺らの力じゃないっすよ」
竹内「いやいやいや」
の子「いやいやいやって(笑)」
野口「竹内さんの力はデカイですけどね」
竹内「僕は好きで撮ってただけなんで」
の子「そういった、だから録画隊っていうのが今もいてくれて。竹内さんがキッカケで、そういったYOUTUBEとかどんどん上げてって。それから配信とか上げてくれる人が出てきて。ぶっちゃけ俺は、そういった人たちのおかげだと思ってるんで。だから、金貰えばいいんですよ(笑)。そんななんか、『劇場版』のねえ。いやほんと、正直俺らの力じゃないっすよ。これだけは事実。これだけは事実ですからね。だから、ありがとうございますほんと」
竹内「いやいやいや。こっちこそですよほんと」
野口「俺も竹内さんと会ったから、今回色々ね。記事も書いてもらうし」
の子「いやほんと、元々YOUTUBEとか配信とか、外配信とか色々あったんですけど、あの時期がほんと嬉しかったですね」
竹内「今でもすごいたくさん上げてくれてますよね、配信のやつとか」
の子「要するに、俺らは俺らの力じゃないんですよね。別に元々はやってるかも知れないですけど、やっぱ録画の重要さってのは俺は分かってるんで。だから竹内さんが上げていったもので、ああやって広まっていった節があるんで。だから、そういった意味も含めて。俺らの力じゃないです」
竹内「こういうバンドいないですよね。誰かが録画して上げていくっていうのも」
の子「やーだから俺は、自分のバンドのいる位置としてやっぱ成り行きのほうが自分は好きなんですよね。現状とかいうよりも。今に至るまでの経緯というか。だから俺はそこを知ってもらいたんですよね。そういう、どんな風にしてここにいるっていう。プロセスっていつも言ってるんですけど。このバンドの重要なのはそこなんですよね。そこが一番面白いんですよ。曲なんかよりもそっちの部分ほうが俺は面白いんで」
野口「そうか。それはすごいなあ」
の子「だから機材紹介のところに竹内さんとかも入れて…」
野口「機材!?」
竹内「機材!?」
の子「竹内さんもこれ(ビデオカメラ)持って、機材(笑)。これ持って、機材・竹内!(笑)」
佐藤「機材っぽく、直立不動で立って」
竹内「ほんまっすか?」
の子「竹内さんのビデオカメラも完全に機材ですからね」
竹内「いやいやいや…」
佐藤「そこに立って。機材になって」
野口「じゃ、機材っぽーくお願いします」
写真撮影開始。撮影された竹内の写真をみんなで見る。
野口「なんかこれかっこいい」
佐藤「イケメンに見えるな。これは使わないようにしよう」
の子「あはは!(笑)」
竹内「いやいや、一番いいやつ選んでくださいよ」
の子「でも『GiGS』でガチでそこはちゃんとでっかく、俺も紹介したいんでそこは、気持ちとして」
佐藤「機材でね」
の子「機材というかなんていうか、うちらのバンドの重要な部分とかそういったもの、もっと知ってもらいたいところはそういうところなんで」
野口「色んな人に支えられているってところがね」
の子「はい。いややっぱそこは重要なんで」
野口「ネットで動画で流してくれる人とかね」
の子「あとはネット上の不特定多数の人とか。今ニコ動で上げてくれる人とか、よこさん(※配信動画を即座にアップしてくださる方)とか大体同じ人なんで。感謝してますよほんと」
野口「それも竹内さんの写真とともに何とか載せるようにするわ」
の子「はい。ほんと重要な部分なんで。このバンドのいい部分はそういうとこは元から…俺は個人的に自分は周りに恵まれてるって思いますよ、そこは」
野口「過程も含めてね」
の子「うん。だからほんと…俺らの力じゃないんです。ほんと、誰彼しかり。やっぱあの、竹内さんが出てきて、劒さんが出てきて、あの頃やっぱりいきなり引っ付いた感ありますよね。色々と」
野口「そこで動き出した感があったんだ?」
の子「はい。あの屋根裏のあたりとか。あの時期ですね。色々と動いたのは」
野口「屋根裏っていうのは?渋谷?」
竹内「去年の6月25日の渋谷屋根裏ですね。うん、ほら、日にちまで覚えてるっていうね…」
野口「今スラスラね(笑)」
竹内「自分が撮影した日ってやっぱ覚えてるんですよね」
の子「でも竹内さん、一番初めっていつでしたっけ?」
竹内「僕初めて観たんが4月のライブで、そのときはカメラ持ってなくて。草なぎが捕まった日で」
の子「草なぎが捕まった日って配信してた日ですね。『草なぎナイト』ですか」
野口「草なぎナイト!?」
の子「"お前も全裸になれ"とか配信で言われて。意味がいまだに俺は分からない」
竹内「初めて撮ったライブってのが結構変わったライブだったんですよね。下北屋根裏の」
の子「そうそうそう。下北屋根裏で」
竹内「さっき見せてもらった『笛吹き花ちゃん』の映像素材とか流したりね」
の子「あのときしかやってないですけどね。めんどくさいんすよね、ただ単に。あと、出来る曲が限られてるっていう。竹内さん観たときは『学校に行きたくない』とか色々あったと思うんですけど」
竹内「あと『通学LOW』と『ちりとり』。『ちりとり』はよかった。エンドロール調のね」
の子「『ちりとり』はよかったー。でも今やるとあれめんどくさいんですよね(笑)。今は配信ライブとか、そっちのほうに力入れちゃってるんで。そっちで十分みたいな。エンドロールみたいなあれはよかった」
野口「いやー、また取材したいなー。なんか『GiGS』だけじゃもったいない(笑)」
の子「いやでも『GiGS』でいいと思いますよ、やっぱ」
竹内「『GiGS』…まさか自分も機材になるとは」
佐藤「機材(笑)。楽器に並列して」
野口「そこも上手く載せれるようにするから。若干写真小さくなるかも知れないけど」
の子「いや、けどやっぱそこは、ほんと、でっかく」
野口「今日はありがとうね」
の子「いやいや、わざわざ来てくれてありがとうございます」
野口「また来ることがあるかも知れないけど」
の子「また来るときは僕らがもう、落ちぶれているかも知れないんで。そこがまた面白いんですけどね。来年のいつになるか分からないですけどね」

(終)


当時書いた日記はこちらになります。の子宅@千葉ニュータウン

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