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2010年11月6日土曜日

神聖かまってちゃん@早稲田大学

早稲田大学の学園祭のイベント『ロックの学園』に神聖かまってちゃんが出演。対バンはDragon Ash、PONTIACS(ブランキー・ジェット・シティの浅井健一、照井利幸の新バンド)。

この日の神聖かまってちゃんはスポーツ新聞にも取り上げられていた。スポーツとは程遠い。
「また、4人組「―かまってちゃん」はボーカル「の子」がステージを降り客席に入り込んで熱唱。ギターを叩きつける寸前で関係者に止められるなど、強烈なパフォーマンスを見せた。パソコンを手に生配信し、メジャーデビュー前ながら観客を圧倒。メッセージ性の強い歌詞で「ロックンロールは鳴り止まない」など5曲を披露した」―スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20101107-OHT1T00064.htm(リンク切れです)

高田馬場から歩いて早稲田大学に向かったので、見事道に迷った。約1時間彷徨い歩いたが、途中、偏差値の高そうな顔を探し、それに付いていくと無事に早稲田大学まで辿り着くことができた。
会場の体育館に着くと芸人のダイノジが司会をしていた。ちょうど神聖かまってちゃんのステージのセッティング中だった。
「いやー、以前俺たちのイベントに神聖かまってちゃんが出たときはステージ上で本気の殴り合いがありましたからね」
それ以外でも、ダイノジのイベントでは名古屋でもライブ本番直前にの子さんの失踪事件があった。この日は無事、の子さんがステージにいて、殴られもしないライブが繰り広げられました。それが普通なのか。
会場である体育館にはたくさんのお客さん。対バンのDragon Ash目当ての人も多いのか、普段の神聖かまってちゃんのライブでは見かけない雰囲気の人がたくさん。やはり客層は異なるようだ。

登場SE『夢のENDはいつも目覚まし!』が流れ、メンバーがステージに入ってくる。
「どうもよろしくお願いしますー。神聖かまってちゃんです」とちばぎんが挨拶し、の子が配信中のノートパソコンを手に持って登場する。
ステージ両側の壁には大きなモニタがあり、そこにカメラで撮影された映像がリアルタイムで映される。ズームされることで表情の細部までもが分かり、ライブをほとんど映像だけで楽しむことができる。

「お前ら早稲田大学の学生か?何なんだ?あ?学生なんだろ。初めて観た人がいっぱいいる?あ?」
なぜかケンカ腰で観客に語りかけるの子。「1曲目、『ロックンロールは鳴り止まないっ』~」とmonoが紹介し、「こうやって学園祭でやるのは楽しいな」との子。演奏が始まり、タテノリで拳を上げる客席。かなりの数。意外にDragon Ashのお客さんばかりではなさそうだ。
目の前にいた金髪の外国人女性(多分、早稲田の学生さん)が直立不動でライブを観ていたのが印象的だった。最後のほうのmonoのキーボードのメロディがいつもと違い、なぜかドラマチックでかっこよかった。それでも外国人女性は微動だにしなかった。
僕の観ていた場所があまりにも距離が遠いからか、PAの関係なのか、音が広がりすぎているのか、マイクを通した声が聞き取りづらい。なんか向こうで何かやってるなー、という感じにしか見えない。

『天使じゃ地上じゃちっそく死』は途中で止まり、仕切り直し。「何の曲をしようとしたんか、分からん。これは俺の責任でもある」との子。
対バンのイベントなどでの楽しみの一つのに、やはり他の対バンのお客さんの反応。「死にたいな 死にたいな 死にたいな」と連呼するこの曲に、右隣にいた学生とみられる男の子が肩を震わせて笑っていた。

次は『学校に行きたくない』。ボーカルエフェクターで声をキンキンに高くしたの子がノートパソコンを持ちながら熱唱し、ステージ前方に歩み寄ってお客さんを煽情。
「学校に行きたくない!学校に行きたくない!」
今、まさに学校というロケーション。学校に行っちゃってる。「計算ドリルを返してください!」と何度も叫ぶの子。早稲田には計算ドリルはあるのだろうか。また右隣の男の子が肩を震わせて笑っていた。配信中のノートパソコン片手に、客席に突撃。揉みくちゃになりながら「あーー!!」と叫んでいる姿が巨大モニターに映し出されていた。
「後ろ!後ろ!後ろにいる人!!」と何度も客席後方に呼びかけていた。「盛り上げろ!盛り上げろ!!」と。「あ゛ーーーーっ!!!」という耳を突き刺すほどの高音の叫び声が轟き、演奏が終了。

「うちらのバンド、こういうバンドです…」
会場にいる客の気を遣ったみさこによる曖昧なバンド紹介で、『いかれたNeet』。演奏後、ギターが「ジャーーン!」と鳴る。「うるせえよ!…あ、俺か」というの子の声に会場が笑いに包まれる。
「見てんじゃねーーよ!!」と突然キレるの子。「どうもありがとうございました。神聖かまってちゃんでしたー」と挨拶するmonoに、「いや、まだやるよ!」との子。monoが「だから、シメで言ったんだよ」と反論する。
早稲田大学、学園祭という場所でもお構いなしのいつもの感じなMC。

最後の曲は『ちりとり』。締めの部分、の子の余韻に浸らせるような語りを、みさこのドラムが華麗に遮ったところがツボだった。

の子「掃除当番一緒にやれてよかったと思っています。かおりさーん。そんな気持ちをこうやって曲にできて結果的にはよかったと思っています。いつまでも…」
ドラム「パシャーン!」
の子「はえーよ!!」

このへんのディスコミュニケーションも含めて、神聖かまってちゃん。最後は笑いに包まれて終了しました。

次のバンドはDragon Ash。ものすごい盛り上がりで、体育館の空中に幾度となくペットボトルの水しぶきが上がっていた。クジラみたいだった。

イベントが終わった後、学生に誘導されながらキャンパスから一旦出ると、後ろから走って抱きついてくる人が。可愛い女の子かと思ってニコニコしながら振り返ると、残念ながらちばぎんだった。
「なんかー、竹内さん発見したとき俺は走り出したんですけど、みさこは途中で諦めました」
その後、みさこさんもゆっくり歩いて来た。ファンの人が次々とちばぎんとみさこさんに記念写真をお願いし、なぜか僕が撮影係に。ちばぎんとみさこさんを目の前に緊張しているファンの人が手が震えていたので、「僕が撮りますよ」とキリッとした表情で代わりに撮ってあげた僕の手は、残念ながらもっと震えていた。

2010年11月6日 早稲田大学学園祭
〈セットリスト〉
1、ロックンロールは鳴り止まないっ
2、天使じゃ地上じゃちっそく死
3、学校に行きたくない
4、いかれたNeet
5、ちりとり

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