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2011年4月24日日曜日

神聖かまってちゃん@日比谷野外音楽堂

日比谷野外音楽堂でのアニメ制作会社・シャフトとスターチャイルドの共同イベント『咲く乱状態』に神聖かまってちゃんが声優・大亀あすかをボーカルに迎えた"エリオをかまってちゃん"名義で出演。

共演は、大槻ケンヂと絶望少女達(野中藍 / 沢城みゆき / 新谷良子)、水木一郎、面影ラッキーホール、スネオヘアーなど。アニメ『電波女と青春男』の主題歌を担当したことでこのイベントに呼ばれたようだ。前回の『ザンジバルナイト』とは違い、今回の日比谷野音は相手がアニメ好きのお客さんばかり。
神聖かまってちゃんにとっては確実にアウェイな空気が漂うイベント。それでも相変わらず楽屋配信を始め、の子さんのテンションは高まっている様子。後ろでは水木一郎さんがずっとゲームに熱中している姿が映っていた。
リハーサル後、の子さんは劒マネージャーとmonoくんをつれて外に飛び出し、国会議事堂前に辿り着く。警備員が立ちはだかるど真ん前で突然大声で「花子ー!レベル花子ー!国民的英雄花子ー!」といった謎の曲を歌い出し、劒マネージャーに必死で制止される。「花子は国民的英雄なんですよ!」との子は劒さんに訴えるが、「そう。ははっ」と適当に返す劒さんが素晴らしかった。特に意味はないだろうが、とりあえず花子って誰なんだ。

やがてエリオをかまってちゃんの本番の時間が近づく。このイベントの司会者である芸人のアメリカザリガニの紹介により、メンバーと大亀あすかがステージに登場。

いつもの神聖かまってちゃんのステージとは違い、メンバーは5人。大亀あすか、小さくて可愛らしい。みさこがアニメのイベントに因んでか、『魔法少女まどか☆マギカ』のコスプレをしてドラムセットに。なんとなく、統一感のないワケのわからない集団がステージに現れたという印象だ。

大亀あすかの「みなさーんこんばんわーー!盛り上がってますかー!?まだまだ体力ありますかー!?えーっと、エリオをかまってちゃんです!」という可愛らしい声。なんという新鮮な空間だろうか。客席からは熱い声援が響き、いつもの神聖かまってちゃんのライブではない様子で思わず笑ってしまう。
「とりあえず今回は宇宙人の曲ってことで、人間はお前ら全員死ねって思いますー!」
そこでの子が場の雰囲気をぶち壊すような言葉を発す。ヒヤッとするが、少し快感でもある。大亀あすかの「ど、どうします?」に、の子が「どうします?じゃ、帰りますか?」と更に壊していく。「じゃあ始めちゃいますかー」とちばぎんが進行させ、ライブがスタート。

「それでは聴いてください。『Os-宇宙人』
大亀あすかの丁寧な曲紹介により、演奏がスタート。
の子がボーカルを取らず、ギターを弾くことだけに専念する姿は貴重。しかも、なぜか厚着。ひたすらギターを鳴らし続け、倒れたり転んだり。やはりどうしてもこの人に目が行ってしまう。まともに弾いているのかどうか、上手い下手は関係なく、なぜかその姿が魅力的なのだ。終盤には「うああーー!」と絶叫していた。

「センキューセンキューセンキュー。まだまだいくぜ。甘いんだよぉおお!!もっともっと盛り上がれぇぇええ!!」
の子がアジテーションし、歓声が上がる。アウェイなのかも知れないが、少なからず反応はあるようだ。
「あれなんだよね、一回地震で中止になったけどレコーディングしたんですよね。遂に出るんだよね」とみさこ。大亀あすかが「みんな、来週何出るか知っていますかー?」と尋ね、「知らない?」と大亀が盛り上がらせようとしているが、みさこが見事に「Os-宇宙人!」と空気を読まずに即答。しかし、客席の反応が薄い。やっぱりアウェイだ、こりゃ。
「こんばんわ盛り上がってますかー?」とmono。「茄子みたいな服着てるね」とみさこが紫色の服を着ているmonoをdisり、大亀がみさこのコスプレに触れたことで、みさこの話が長く続く。

「私たち、昨年ワーナーミュージックと契約して魔法少女になったんですけど。アニソンやりたいってずっと言ってて、やるならシャフトがいいって言ってたんですけど、"ああいうのはレコード会社が違うからねー"と言われて絶望して魔女になりかけていたところに、シャフトさん側からかまってちゃんの楽曲提供をお願いされて…」

丁寧に全部解説してくれる。これほど長いMCは神聖かまってちゃん史上初めてなのかも知れない。そのまま次の曲も紹介し、大亀の「みんなも準備大丈夫ですかー!?」に対しての観客の「いぇーーー!!」。明らかにいつもと違う雰囲気のライブで、これは楽しい。大亀あすか、やばいすごい可愛いやばい。
「盛り上がってってくださいね。『コタツから眺める世界地図』!」と言うと、の子が「じゃあいきます。聴いてください」と添える。

先ほどと同じく、ギターに集中して弾きまくっているの子。「yeah」の部分で片腕を上げる大亀あすかが本当に可愛らしい。これでもか、と言わんばかりに視線を自分に集めさせようとするかのごとくギターを弾きじゃくるの子。ある意味、メインボーカルがいることでライバル心が芽生え、彼のかまってちゃん精神を突き動かす作用があるのかも。
「ぽっかぽかだからー、いぇー、眠っちゃいたいよいつまでもぉ~」
大亀とは似ても似つかぬ低音ボイスで、の子が演奏後も一人で歌い続ける。それがやたら長いため、会場が微妙な空気に。
これにて大亀あすかの出番は終了し、「亀ちゃんありがとー!」とみさこが別れを告げる。神聖かまってちゃんがステージにいるということは、もしや。
「ここからはかまってちゃんの曲を1曲だけやっていいと言われたので、やります」
神聖かまってちゃんの出番が来た。

「みんなー、夜だぞー。星が見えるねー。都会が見えるねー。気分がいいかい。むかついてる顔の奴がいるな。ははは!ざまあみやがれ!!」
観客を挑発するの子。そのまま『学校に行きたくない』に入るが、の子がジェスチャーでmonoに歌うように指示している。
mono、マイクを掴んで「学校に行きたくない!」「計算ドリルを返してください!」と叫びまくる。の子はそのまま無表情でなぜかステージを去る。なんじゃこりゃ。とんでもない展開となり、ステージにはの子以外の3人が演奏を続け、monoをサポートするように、みさこ、ちばぎんがコーラスをする。ちょっとこれ、友情を感じる。だけど何、このおもしろさ。笑いが止まらない。monoはハードコアのボーカリストのように全身でシャウトし、完全に場違いのライブが繰り広げられていた。
しばらくすると、の子が再びステージに戻ってくる。
まさかの喫煙。
の子、だらっとした雰囲気でタバコをくわえながら登場。やる気のない様子だが、なぜか先ほどまで着ていた上着を脱いでいる。
余裕なのか、本気なのか。まったく分からない風貌で再登場。なんなんだ、このバンドは。観客はもはやリアクションのしようがない。
無事、最後は「計算ドリルを返してください!!」との子が叫び始め、マイクを握ったままそのまま後ろに倒れこむ。荒れまくったステージは更に荒れまくり、乱暴な状態でライブ終了。
そしてここでの子が極めつけの一言を。

「いいか、これが宇宙ってやつだ。言っとくけどな、これが、俺の、300%だからな!がんばったんだからな!」

戸惑いまじりの笑い声がちらほらと。これにはビックリした。

たった1曲だけの神聖かまってちゃんだけだったが、彼ららしさが凝縮されたライブだった。monoくんボーカルの『学校に行きたくない』は貴重すぎるし、展開がいちいち見事。会場でお会いした神聖かまってちゃんファンの方々も口々に「今日は最高のライブだった…」と言っていた。普通ならきっついライブだけど、初見の人はウワア…と思うかも知れないけど、笑いが止まらなかった。

この日、ニコニコ生放送の公式でイベントが放送されていた。パソコンで観ていた人に聞くと「ものすごい叩かれ様だった」と。むしろこれは叩かれること前提で全部やっていた気がする。
アウェイな空間に素直にそのまま身を投じた、ある意味貴重なライブでした。

2011年4月24日 日比谷野外音楽堂
〈セットリスト〉
1、Os-宇宙人
2、コタツから眺める世界地図
3、学校に行きたくない

ライブ配信

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