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2010年6月11日金曜日

神聖かまってちゃん@渋谷LUSH

前野健太とのツーマンライブ。久しぶりに渋谷LUSHにて。

イベント主催者の山ベルさんは友人なので、数ヶ月前から企画を考えていたことを知っていた。毛色は違えど、前野健太は魂を震わせるシンガーソングライター。まさかの組み合わせに「絶対やってください」と何度も言っていた。実現し、フライヤーのイラストを頼まれたので描いた。誰がどう見ても前野健太と神聖かまってちゃんのイベントであることが分かるものになった。
昨年5月、前野健太のライブ会場で配られたアンケート用紙に"今、あなたのオススメのアーティストを教えてください"といった項目があった。"神聖かまってちゃん"と書いた。前野健太本人にも薦めると、聴いてくれた。「あの"do.da~"ってやついいね」と言ってくれたことを覚えている。

撮影をやめたのが4月。5月はなぜか楽屋撮影。約2ヶ月間のブランクがあり、神聖かまってちゃんのライブを観るのは久しぶりになる。
LUSHまでの道すがら、カメラマンの佐藤さんから着信が。留守電に「の子くんが今日のライブ撮影してほしいって。撮影しなきゃ、俺のメンツもヤバイから。じゃ」という声が。「じゃ」って。下北沢で乗り換えのときに留守電に気づいた。家まで引き返すと、一番目出演の前野健太のライブが最初から観れない。の子さんから頼まれたのなら断る理由はないし、やめたと言ってもこの日だけは撮影する気はあった。
だけど、カメラを持ってきていないし「別にいいや…」と思いながら渋谷の街を歩いていると、ちばぎんとmonoくんにバッタリ遭遇。の子さんが撮影を頼むくらいだから、今日は何か特別な曲でもやるのかなと思い、セットリストの紙を見せてもらう。
『ねこらじ』
これ撮らなあかんわ。
未発表曲であり、名曲。ネット上にも公開していないことから、超絶レア曲になっていた。こんなものをの子さんは自らお蔵入りにしていた。
撮影やめたのに、すぐ撮影かよ。
そんな葛藤はどうでもいいのかも知れない。頼まれたのを断る身分でもない。ライブハウスに着くと、前野健太や住所不定無職のライブ映像を撮り続けている橋本くんと知り合う。神聖かまってちゃんの撮影をしていることで僕を知ってくれていて、初対面なのに単刀直入に尋ねてみた。
「神聖かまってちゃんのときだけ、カメラ貸していただけないでしょうか…」
橋本神だった。爽やかに承諾してくれて、更にはテープまでくれた。業務用カメラ。ハンドルズーム。シャッタースピードの設定も何もかも未体験。だけど、どんな映像でも『ねこらじ』だけは撮影したい。

楽屋を訪ねると、みさこさんが正面から抱きついてきた。おっぱいの感触を味わってしまった。申し訳ない気分というか、何もしていないのに賢者の気持ちになった。「あっ!」とカメラマンの佐藤さんがニヤニヤして指をさした。
の子さんはなぜか横になっていた。
「いや、俺は"来るなら、撮ってほしいなー"って軽く言っただけなんですけどね…」
佐藤さんの拡大解釈だったのか。後で聞くと、の子さんは「竹内さんはデリケートな人だから、撮ってほしくてもあんまりそういうこと言えない」と言っていたらしい。超絶デリケートな人にデリケートと思われている僕は、どんだけバリバリにデリケートなのか。バリケードか。

一番手は前野健太。
POP鈴木をドラムに迎え、ボーカルとギターとドラムのみ。『せなか』『ファック・ミー』、『あたらしい朝』などと新曲をたて続けに披露する。彼の歌詞には「セックスの向こう」が描かれていたように思う。単純な性欲の向こう側にあるのが、単純ではない命の誕生だったりする。
他にも『コーヒーブルース』『鴨川』『病』など、超満員の渋谷LUSHのお客さんの前で渋くキメていた。

そして神聖かまってちゃんの出番。

なぜかOasisが登場SEで流れる中、まずmonoだけが登場する。流れているOasisの『Don't Look Back In Anger』をマイク使って歌い出すと、「アゴー!」という歓声が。その後、メンバーが続々ステージに。2ヶ月ぶりの神聖かまってちゃんは何も変わっていなかった。

「今日来てくれた人たち、ありがとうございました。何人いるか分からないんですけど。度々言うよねこれ。毎回毎回増えていくから言うけど。いや、ありがとうございます、こんなクソバンドに。では、ありがとうございました」

の子が突然、まるでもうライブが終わるかのような発言をし、ちばぎんがすかさず「こんばんわ、神聖かまってちゃんです!よろしくお願いします!」と言い、デーーーーン!!!とドラムとベースが鳴る。
の子「では時間が時間なんで、さっさと始めていきます。皆さんは…あっちぃなー!」
ちばぎん「お前が冷房切れって言ったからだろ!」
の子「でも冷房切らないと声がアレだっていうのがあって!で冷房切ったらあっちぃなーって!冷房つけないで!」
ちばぎん「どっちだよ…」
この日は下北沢屋根裏でのワンマンライブ同様、熱気に包まれたライブだった。熱気といっても、ライブの熱さというより温度の高さ。ステージもまとわりつく暑さだった。

「では皆さんの知らない曲をやります。『ねこらじ』って曲やります」

客席から「おおーっっ!」と大きな歓声。「知ってんの!?ドゥーユーノウ?ドゥーユーラブミー?」となぜか英語で尋ねるの子。
『ねこらじ』の演奏が始まる。
演奏し慣れていない様子が伺えるが、とにかく貴重だ。初演奏に立ち会え、撮影できてよかった。冒険モノのようなワクワク感、さりげなく詩的な表現を盛り込んだ歌詞。猫を飼っているの子だからこそ、"ねこ"というキーホードが強引な感じがしない。「上へ、上へ、駆け上ってく」の後の盛り上がりには興奮する。
「ニャーー!!このニャーー!というのがいつものね…うん、初めて演奏するんだけどね」との子が言い、演奏が終わる。

の子「よし、このままいくぞ。あっちぃなここ。暑くないですか皆さん?」
mono「お前のせいだよ!」
の子「いいんだよ俺は暑くなって。暑くなって暑くなって汗水流して、びっしょびっしょのプレイが好きなんだよ俺は!」
mono「ドMか?」
の子「ドMではない!」
ちばぎん「めちゃくちゃ暑そうな格好してるなお前…」
なぜかセーターを着こんでいるの子。会場に笑いが起こる。
の子「いやだって、ほんとに寒いんだもん!」
みさこ「寒い?」
ちばぎん「寒いの?」
の子「いいんじゃないですか、そんなのは個人の自由で。見渡す限り、半袖の人半袖の人半袖の人。俺だけ長袖」
ちばきん「う、うん」
の子「そういうオチ。ちくしょー」

暑い空気の中、『ロックンロールは鳴り止まないっ』へ。曲が終わると間髪入れずに「あっちぃ…」と呟くの子。ライブハウスにいる人の気持ちをすべて要約すると、「脱げ」になるだろう。

ちばぎん「ほんとにあちぃ!」
みさこ「やばい!酸欠になりそう…」
mono「全部の子のせいだからな」
の子「冷房がつくと地球温暖化か?オバマに伝えとけよ」
mono「イエス、ウィーキャン!…これしか分かんねえ」
の子「イイヨ、ソンナンデ(声を変えて)」
みさこ「何キャラ?」
の子「ギズモだよ」

神聖かまってちゃんが好きでよく知っているつもりの人でさえ、なかなかついていけない突然のグレムリンMCだ。モノマネは続き、「モノクン、イイヨソンナンデー」と言うの子に対してmonoが「うるせえ!ぶっとばすぞこのやろー」と怒る。
それでもパーカッションをニコニコしながら叩き始めるmono。こうして『自分らしく』へ。monoのキーボードに切り替わる瞬間もキマっており、暑さのせいですでにバテ始めているちばぎんの表情も「アーハンアーハン」のときは妙にキリッとしており、最後の「歌いたいのでーす」と繰り返す後のベースとドラムの終わり方がキマる。
「正式にはまだ出してないんですけども、まあ、次あたりには入るんじゃないですかね」
年内に発売予定のメジャーデビューアルバムを匂わす、の子の発言。

「今日は、4月にワンマンライブやったんですけど、それ以来のちんぐが撮影してます」
2ヶ月ぶりにちばぎんに紹介される。まさかの2ヶ月後の復帰。ちばぎんの傍で撮影し、熱気に包まれている。屋根裏と状況がほぼ同じだ。「ちんぐー!」というお客さんの声が。僕を知らない人にとっては全く意味が分からないだろう。そもそも"ちんぐ"って。

の子「今後は色々と決まってて、次はアンディモリ、モリモリ、モリモリパワーで」
mono「お前が次のライブのこと言うのって珍しくない?」
の子「当たり前だ。やる気がねーんだ…いや、やる気はあるけども」

なぜか覚醒したの子の表情。そしてセーターをようやく脱ぎ始め、『天使じゃ地上じゃちっそく死』へ。「久々にやりますー。たぶん、かなり久々」との子が言っていたけど、4月に演奏していたように思う。過去最大級に最初のギターのフレーズを丁寧に弾くの子。後半のmonoコーラスはいつもよりもなぜか低めの声になっており、不気味で怖い。「おおぉー」という声が響き渡り、怪談話が始まりそうだった。

mono「あっちぃよほんと!」
みさこ「ほんと、途中でヘッドホンとれた!」
mono「知らねえよ!」
の子「知らねえよって、冷た」
みさこ「でもね、マゾだから喜ぶだけだけどね」
の子「気持ちわり」

monoには「冷た」、みさこには「気持ちわり」というの子の冷たい反応。ちばぎんがあまりの暑さに危険を察知して「冷房つけてください!マジでお願いします!」とライブハウスのスタッフにお願いを。たしかにこれはヤバイ。僕は屋根裏同様、酸欠であくびが止まらない。4曲目でこれマズイ。下北沢屋根裏以上の過酷な暑さだ。
の子「いやでも僕は逆にこのままのほうが!」
ちばぎん「せめて僕のところだけでも!」
の子「それはお客さんが決めることであって!」
ちばぎん「お客さんが決めることなんですか!」
の子「お前がそうでも、やはり大多数のことであって!」
2人の言い合い。客席からも「暑いー」という悲鳴が。この状況で冷房をつけさせないの子。こんなタイプの"パンク"があったとは。と思わせるほど、暑さへの反骨精神だった。

「あ、そう。今日は鉛筆付きのTシャツが物販に売ってるんで、汗かいたら、それ着て、帰ってね」
みさこが可愛げに営業MCをした後、『笛吹き花ちゃん』へ。この曲をライブで聴くたびにバンドの成長が伺える。昨年5月、今年1月、4月、そして今日。約1年間の4度の演奏で、着実に進化を遂げている。の子が途中歌詞を忘れるシーンもあったが、後半の盛り上がりがそれをカバーしていた。
演奏後、ちばぎんが「あっちぃ!」と悲鳴、この日何回の"あっちぃ"なのか。

の子「ちばぎん、そんなにあっちぃあっちぃ言ってると、名前変えるぞ。『ヘドロ』とか」
ちばぎん「ヘドロですか…」
の子「ポケモンだから進化するんだよ」
ちばぎん「ヘドロからどう進化するんすか…」
の子「化学記号ではどう言うかわからんけども」
ちばぎん「AGですか?」
の子「…AGヘドロ!!」

monoが気怠そうに「えー。7月7日のシングルとして、『夕方のピアノ』が出ます」と業務的に話し始める。

ちばぎん「なんでそんなにやる気ないの?声を張れよ!」
の子「声を張れよ!はぁあ~~うぁあああ~~はぁああ~!!!」
ちばぎん「それ告知じゃないでしょ」
mono「「なんなんだお前バカクソ。邪魔しやがって」
の子「キレてんすか」
mono「なんなんだ」
の子「キレてんですかー」
mono「なんだテメーぶっ殺すぞ!」

改めて告知をするmono。そこにみさこが言葉を添える。
「死ねよ佐藤!って叫んでいる曲です。7月7日はみんなどんな願い事をするのかな?私は佐藤死ねって願い事をかけます。私、苗字が"鈴木"っていうんですけど、やっぱりトップを狙おうと思います」
まさかの鈴木一位発言。日本人で一番多い苗字といわれている"佐藤"への挑戦状だ。「お前何?うざいキャラで売っていこうと思ってんの?」とmonoが尋ねると、「"ウザかわいい"で売っていこうと思ってる」と、みさこがこれまた大胆発言を。
こうして『夕方のピアノ』がスタート。

の子「今のが『夕方のピアノ』という曲です。そんでもってジャケットが…」
みさこ「問題になったんだっけ?」
の子「問題?2ちゃんしか俺見たことないんすけど別に問題になってないでしょ」
ちばぎん「いや、問題になりましたけど」

の子の切り傷だらけの腕がジャケット写真の『夕方のピアノ』。ネット上でもやはりリアククションがあった。実際、この日もセーターを脱いだら傷だらけの腕が。汗にまみれて、傷口に沁みたりしないのかが気になる。
『キーボード・マガジン』に載ったmonoについて、「"全部の子さんがやってるよ"って?」とみさこがmonoを挑発し、「だんだんこいつ調子に乗ってきてるよね」とmonoが返す。

『スピード』の演奏へ。なぜかこの曲はまだ渋谷LUSHでしか演奏していない。みさこのドラムだけになる部分では、新たにちばぎんのデッ、デッというベースが入るようになっていた。演奏が止まり、の子のボーカルだけになる部分でなぜかなかなか歌い出さずにいた。会場に笑いが。

「ありがとうございますー!こんな夜中に!金曜日だっけ?ねぎトロ巻きだっけ?月曜日だっけ?わかんねえ。そんな感じ!」
の子が叫び、続けて「わかんねえ、皆さんもそんな感じですか?」と返答に困る質問を。monoが「バカヤロー!みんな答えろよ!の子さんが聞いてるんだぞ!?」とメンバー全員が戸惑うようなフォローをする。メンバーのみならずライブハウスにいる人みんなが動揺してしまう。

の子「ようやく暑くなってきましたー」
ちばぎん「本気で言ってんの?めちゃくちゃ汗かいてるじゃん!!」
の子「いやほんとにそれは!楽屋とか超寒かったもん!これが『美ちなる方へ』とか、そんな感じでしょうか!?」
いまだかつてないほどの強引な曲への導きにより、『美ちなる方へ』

「よく出来たほうの『美ちなる方へ』だったような気がします。今までがよっぽどひどかった!ていうのもあるけど」
の子が喋っている間、ちばぎんが水を頭からかぶっている。ベースにまで水がかかってしまっている。どうやら劔マネージャーがそのへんから拾ってきた水らしい。拾ってきたとは一体。monoが「俺のは無くなっちまった」と水が入っていないペットボトルを見せると、「あげるよ」と優しいちばぎん。「monoくんにはウィスキーがあるじゃん」とみさこが言うと、「うるせービッチ!」となぜかキレるmono。
「えっとー、全然そういう雰囲気じゃないんですけど最後の曲です」とちばぎん「えーーーっ!!?」と叫ぶ客席。そりゃそうだ。これだと、どういう雰囲気で終わってしまうのだ。

最後は『ちりとり』。中盤のmonoのキーボードだけになる部分で変な音が鳴り出して一瞬焦る雰囲気もあったが、持ち直し、演奏を続ける。
「あなたのことをちりとってやりたいのです。だからずっと、僕のことを、見てくれていたら、いいなと思います」
どんなにグダグダのライブでも、この曲の最後のキーボードとギターだけになる部分でいつも許せてしまう。問答無用に美しいメロディであることをつくづく感じる。
「合わせづれーんだよこのやろー!!」とみさこのドラムのタイミングを指摘するの子。「一旦はけます」とアンコールをバリバリ予感させる発言で、ステージが真っ暗に。

アンコールを呼ぶ拍手が聞こえる中、「ラップやったらいいじゃないですか。こんなにお客さんがいるから」というの子の声が。暗闇の中、monoの照れ笑いの表情が見える。
程なくするとメンバーが登場。ちばぎんが「あー!クーラーついてる!」と念願の涼しい風に歓喜する。の子が珍しくメンバー紹介風にみさこにドラムのスタートを促す。
「黒ちくビッチ!!」
ひどい紹介に、みさこが「ノットビッチ!!」と返答。そしてドラムを叩き、『23才の夏休み』へ。

みさこ「の子さん誕生日いつだっけ?」
の子「6月16日だよ!」
みさこ「お父さんも祝ってくれないんだって!」
の子「うるせーばかやろーこのやろー!ねぎトロ…ねぎトロじゃねえ!」
みさこ「もうすぐで25才になっちゃうんですね。どんどん23才から離れていくんですよね」

「みさこーー!!」という客席からの男性客の声。「はーーい!ビッチでも黒乳首でもないよー。みさこちゃんだよーーっ!」という返答。それを聞いたmonoがみさこに「死ねー!…"死ねー"はないよなー」と自分が言ったことに戸惑い気味になっているところ、の子が「"死ねー"はないよ。"スコップ帰りに買って、埋まれーー!!"」と丁寧にアドバイス。ちばぎんが「長い」とコメントする。
monoが「でもウケたじゃん」と答えるが、みさこが「monoくんは顔だけでウケるからね」とこれまた率直に斬る。の子が「それは言っちゃいけないよ。monoくんはメガネ取ったらかわいいんだよ」となぜかフォロー。monoは小声で「帰ろ…」と呟く。
その後、やたらと長々MCを続けるメンバー。話題はmonoの滑舌の悪さについて。「ほんと何言ってんのか分かんないんだよ。『MOTHER 2』でいうと、"どせいさん"みたいなもんだよ」と言うの子。

「じゃあ『芋虫さん』で」との子が言うと、「えっ、ちょちょちょ!」と戸惑うmono。どうやらmonoだけがセットリストを把握していなかったようで、他のメンバーも「なんで把握してないの?」と厳しく詰め寄る。「みんなで話し合ったじゃん」というちばぎんの声に、後ろで劔マネージャーもこくこくと頷いている。
monoがキーボードの設定をしている。だけど、なぜか近くのコードが絡まっているせいか、うまく出来ない。「がんばれー!」とメンバー。客席からも「mono君くんがんばれー!」という声。monoが「今、がんばれー!って言ってくれた人ありがとうございます!」と律儀に礼をし、無事、『芋虫さん』がスタート。
ボーカルエフェクターによる高音ボーカルが気持ちいい。可愛さと不気味さを行き交い、ふわふわしている。
演奏が終わり、monoがよく分からないことを言って失笑を買う。滑舌が悪いためか、聞き取れない。それについての子が喋る。

「どうしたんですかmonoくん。最近酒で頭回りすぎて、酒で悪循環してるんじゃないですか?してますよあなた。してるんですよあなたは!自覚してください!…こういったことを6時のニュースでやってる。このままじゃゆーれいになってしまいますよ!ということで『ゆーれいみマン』です」

強引に流れを作り、最後は『ゆーれいみマン』で締める。曲が終わる間際、の子が客席に飛び込もうとする。そこを劔マネージャーが制止に入る。
「早いよ!もっと僕は奥に突っ込んでいきたかったんだよ!」
まだ曲が完全に終わっていないのに喋り始めるの子。最前列のお客さんの手を触っていき、サービスをする。

ライブが終わり、まだステージに残っているの子。住所不定無職の曲がライブハウスに流れる中、そのリズムに合わせて無理矢理に意味不明な英語をラップ調に歌う。
「どうも今日来てくれてありがとうごさいました!ちょっと今日はグダりましたが、また来てくれると嬉しいです。ありがとうございました!」
真っ暗のステージでマイクを使わずに叫び、何度もお辞儀をするの子。

終始グダグダ、かつ暑さで意識がもうろうとするようなライブ。それでも『ねこらじ』を初披露したり、演奏が始まるとグッとくる瞬間が多かった。

神聖かまってちゃんはちばぎん運転の車で去って行き、前野健太側の関係者の打ち上げへ。
この日、前野健太のお兄さんがライブを観に来たそうだ。お兄さんは神聖かまってちゃんのファンらしい。「太宰治が生きていたら、の子と同じようなことをやっていた」という神聖かまってちゃんへの分析。
なんとなくだが正直、「神聖かまってちゃんはまだまだこんなもんじゃない!」という気持ちにもなったライブ。注目されているイベントであり、前野健太との対バンだったからか、もっと観たいものがあった。
『ねこらじ』の今後の発展に期待します。

2010年6月11日 渋谷LUSH
〈セットリスト〉
1、ねこらじ
2、ロックンロールは鳴り止まないっ
3、自分らしく
4、天使じゃ地上じゃちっそく死
5、笛吹き花ちゃん
6、夕方のピアノ
7、スピード
8、美ちなる方へ
9、ちりとり
(アンコール)
1、23才の夏休み
2、芋虫さん
3、ゆーれいみマン

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