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2002年4月29日月曜日

NUMBER GIRL@京都KBSホール

京都はなんかいい。丸太町駅付近はなんかいい。「なんか」とは一体何なのかを探るヒマもなく、KBSホールに辿り着く。客席フロアは平坦としており、その奥にステージがある。ライブハウスとは雰囲気の違う場所だ。
ここでFar East Jungleという番組の5周年記念イベントが開催される。その名も『FEJ』。略しただけじゃないか。しかし、くるりからゴスペラーズ、キリンジからスネイルランプまで、幅広いアーティストがこのイベントにコメントを寄せている。そんなに有名な番組なのか。

対バンは、HAWAII1200、THE STILES、THE MICH TEETH、DJ SANCON、LUNCH TIME SPEAX。

そして最後を飾るのがナンバーガール。


急に前方に押しかける観客。ナンバーガールの人気を物語ると同時に、最前近くにいたたけうちんぐの背中に多大な重圧がのしかかる。ステージ前に柵はなく、客席とステージが何の隔たりもない。ダイブしてきた人はどこに行き着くのかという疑問が生じる。

1曲目は『TATTOOあり』。いきなり攻めてくる。が、中尾憲太郎のベースの音が出ないというアクシデントがあった。無事、後半から低音が鳴り響く。そしてそのまま『SASU-YOU』。「俺、なんも悪いこと」の部分がアレンジされており、「俺俺俺俺…」と人力エコーで歌うようになっていた。そのときの田渕ひさ子のギターも、若干可愛らしい弾き方に。通り魔も優しい目をして通り過ぎていくよこれ。

『鉄風 鋭くなって』のベースが始まると、向井秀徳がなぜかジャンプ。飛び跳ねてノリノリだ。これは『NUM-AMI-DABUTZ』のPVでお面をつけながら飛んでいる絵に近い。どうした向井。というくらいのテンションだった。
『CIBICCOさん』の後半の展開は景色をガラリと変えてくれる。ひさ子の延々と同じフレーズが繰り返される中、そのまま『NUM-AMI-DABUTZ』へ突入。この瞬間がライブの最高潮。ナンバーガールの新境地といえるこの曲は、彼らにとって革新的かと思われたがファンには意外にもすんなりと受け入れられた。その証拠に、「必要はなーい!」という大合唱。必要のある音楽を目の前にして。
ライブで初めて聴くことになる『delayed brain』。「社会との約束、思い出せんときがある」という歌詞が物悲しい。アヒト・イナザワのドラムが見ていて釘付けになる。思いがけないところでズカズカと激しく叩くのだ。

「京都っ子にしてはイマイチな盛り上がりではありませんか」
向井がMCで煽り、観客はなにくそ!といった様子で歓声を上げる。『FIGHT FIGHT』『MANGA SICK』と、淡々と演奏を続けていく。
最後は『omoide in my head』『I don't know』の連続技。ひさ子がギターを高く掲げ、グォオオーンと鈍い音が轟けばナンバーガールの真骨頂がそこにある。
しかし、ダイバーへの不安がここで現実のものに。ステージと客席の間に空間がないためか、ジタバタするダイブした人の足が隣にいた女の子の耳を直撃。ライブの激しさと楽しさは比例するときも、反比例するときもあるようだ。


終演後、ホールスタッフの人が販売していたのが明らかに弁当の残り物。食べていると、向井秀徳に遭遇。「なにバイト弁当食っとんねん」と指摘してきた。
中憲のベースの不調もあれば、ダイブの危険もあった。それほど完璧なライブではなかったかも知れないけど、『SASU-YOU』の一部アレンジは思いがけない収穫。『SAPPUKEI』の頃では考えられなかった変化だけど、これからの展開が楽しみになりました。


<セットリスト>
1.TATOOあり
2.SASU-YOU
3.鉄風 鋭くなって
4.CIBICCOさん
5.NUM-AMI-DABUTZ
6.delayed brain
7.FIGHT FIGHT
8.MANGA SICK
9.omoide in my head
10.I don't know

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