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2013年10月30日水曜日

パンダよ、死ぬな、蘇れ!

一体、どういうことなのか。

東京メトロ千代田線。目の前にストレイテナーのバックステージパスをギターケースに貼った人がいるけど、明らかにストレイテナーの人じゃない。大学生くらいの男の子だ。ストレイテナーに大学生っていたっけ? そもそもストレイテナーがギターケースにパスなんか貼るっけ? っていうかストレイテナーって電車移動なんけ?

様々な疑問が浮かび、「でも、もしかするとストレイテナー本人かも」と淡い期待を抱きながらストレイテナーの公式サイトのアー写で確認した。


わかんねぇ。

こんなにアー写に悶々としたのは初めてだ。今目の前にいる人を特定する神経を逆撫でするのにはもってこいのアー写だ。
とはいえ、年齢的に明らかにストレイテナー本人じゃないことは分かった。どこでバックステージパスを手に入れたのかは分からないけど、「ストレイ…ってな☆」とかいうノリで貼ってみたのだろうか。

アー写というものは、顔が隠れていたりフォーカスがちゃんと合っていなくてぼんやりとしていたり、やたら遠いとかそういうものがたまにある。


RADWIMPSもまあまあ遠い。

もちろん、これよりもやたら遠いアー写がある。遠くて顔がよく分からない。なぜ、遠くにいる必要があるのか。こういうアー写の場合、撮影時も相当声を張らなければコミュニケーションできないんじゃないか。こんな感じになるだろう。

「いくよーーー!!!はい!!!チーーーズ!!!」
パシャッ。
「どうーーー!!?撮れたーーーーー!!!?」
「ごめーーーん!!!なんか変なヘリコプターが写りこんだからもう一回ーーー!!!」
「えーーっ!!?なんてーーー!!?」
「変なヘリコプターが写りこんだからもう一回ーーー!!!」
「聞こえなーーーい!!!」
バタバタバタバタバタバタ。(ヘリコプターの音)
「変なーー!!!」
バタバタバタバタバタバタバタバタ。(ヘリコプターの音)
「ヘリコプターがーーーー!!!!」
バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ。(ヘリコプターの音)
「写ったからーーーーー!!!!!!!!!」
バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ。(ヘリコプターの音)
「もう一回ーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
「なんてーーーっ!!!???」
「殺すぞーーーーーーーーーーー!!!!!!」
「えーーーーっ!!!????」




ということで、RADWIMPSと同じ草原のバトルフィールドで敵に出くわしたRPGの主人公視点のアー写の神聖かまってちゃんのライブの撮影で赤坂へ。

神聖かまってちゃん初の赤坂ブリッツ。TBSが管理する建物だけあって、周囲が相当垢抜けている。赤坂駅からブリッツまでの階段にVJ映像みたいなものが映っていた。これが東京かと思った。東京で暮らして何年目なんだ。
ハロウィンイベントということで、会場の至る所がハロウィン仕様。楽屋の雰囲気もいつもと違って、うさぎパーカーの人、『魔法少女まどかマギカ』の人、囚人、死体がいる。死体はちばぎん。さすがちばぎんだなと思ったが、残念ながら死体コスではなくて単に寝ていただけだった。それにしても一人だけ無コスとは何たることか。寝ているちばぎんのメガネをマジックで真っ黒に塗り潰してメン・イン・ブラックにしてあげようと思ったが良心が働いた。

神聖かまってちゃんの出番になる。
一曲目の『怒鳴るゆめ』のバイオリンに合わせて、メンバーが一人一人メルヘンチックに登場する中で異変を感じる。ちばぎんがいない。うさぎパーカー、まどか、囚人の後にステージに現れたのは、なんとパンダ。ベーシストがパンダさんの神聖かまってちゃんは初めてだ。PANDA WITH A MISSION状態のステージが繰り広げられる。
パンダはとにかく表情に動きがない。異様な威圧感すらあった。ただ、暑さのせいかどんどん弱々しくなっていく過程が見えた。
MCでの子さんがパンダさんを紹介する。

の子「パンダさん、自己紹介できますか?」
パンダ「……死ぬかもしれない」
の子「"死ぬかもしれない"って名前でやってるんです。パンダさん今日はちょっと恥ずかしがってるね!」

「パンダさんはこの後もっともっと踊るからな!」と、の子さんはSっ気満載で煽る。その後は『制服b少年』『ゆーれいみマン』と続き、"死ぬかもしれない"さんは暑さに負けずにヒートアップ。その勢いにふとこの画像を思い出した。


の子「仮装してりゃいいってもんじゃねーだろー!本当の怪物はー!人間の中にありー!その怪物をー!お前ら全員解き放てー!」
パンダさんは本当に死にそうになっていた。
最後は『学校に行きたくない』。
ステージには異様な光景が広がっていた。いつも通り暴れまくるの子さんがダイブをし、紫色のロン毛をした囚人が真ん中で暴れ続け、まどかがニコニコしながらドラムを叩く。そしてパンダさんが表情を一切変えずにベースを弾く。それでもアクションは激しい。

しかし、『学校に行きたくない』で異変が起きる。

の子さんのダイブに視線が集中する最中、こっそりとパンダさんの頭部がずれ落ちてむき出しになっていた。
その正体はなんと、大量の汗で前髪が額にぴったり張り付いた死にそうになっているちばぎんだったのだ!
ライブ前に死体になっていたのは伏線だったのか?
このまま死体になるのか?
しかし、ベースは一度曲が終わっても鳴り続ける。『学校に行きたくない』が再び始まる。この瞬間がたまらなくかっこよくて、痺れる。『黒いたまご』など、最近の神聖かまってちゃんはこういう演出をたまにする。
このときばかりは、神聖かまってちゃんのベーシストがこんな感じになっていた。


まるで爆発を逃れたように暑くて汗だくになっているステージ。

たった30分ちょっとのライブだったけど、熱かった。ステージはもちろんだけど、客席最前列にダースモールがいた。暗黒面に引きずりこまれることなく、パンダさんは無事にライブをやり終えた。
ハロウィンがこんなに色濃くライブに反映されるなんて。

今思うと、東京メトロで出会ったストレイテナー疑惑の人は"ストレイテナーコス"だったのかも知れない。ギターケースにバックステージパスを貼るなんて、あっさりとしたセンスを持っている。たしかに、ここまで動揺させたのだから完成度が高いコスだ。

しかし今日、神聖かまってちゃんのライブを初めて観た人には「あのパンダさんは!?」となって、画像検索する人も少なくはないだろう。

この日ばかりは神聖かまってちゃんのアー写を変更したほうがいいかも知れない。こんな風に。


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