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2012年11月30日金曜日

たけうちんぐ日記 11/26-11/30

11月30日(金) 「神は3時間でトイレットペーパーの芯でイスを作った」
最近、地震が増えている気がする。
そのたびにトイレットペーパーの芯が倒れる。震度2では1本。震度3では3本。気象庁顔負けの観測力を発揮している。
余震が来るたびに思うことは、見知らぬ人との共通の話題が出来ること。こないだはおばちゃんに「大丈夫だった?」と話しかけられた。これは僕があまりにも大丈夫そうじゃないように見えたからなのかも知れないが、街のすべての人と同じ話題を共有することはあまりない。皮肉なことに、普段はバラバラな意識を地震が一つにしていることを実感する。
東日本大震災が起きた日、"神"と書かれたヘルメットを被って過ごした。余震で外に飛び出してお隣さんとバッタリ会ってしまい、「…神ですか?」と尋ねられた。「神です」と答えた。あのときの連帯感は忘れられない。

11月29日(木) 「笑い狂う、殺人的に」
ナンバーガールが解散して、今日で10年になる。
思い出インマイヘッドに身を委ねてみた。必ず思い出してしまう人がいる。猫と煙草。阪急電車と宝塚線。自分にとって良くも悪くも青春の音楽で、ナンバーガールは何よりも青春のパンクだった。
「熱さを嫌う若者たちは冷え切った場所へ逃げていく 通じ合わないで 触れ合わないで それでも奴ら笑いあう それでも奴ら信じあう それでも奴ら笑いあう 笑いあう」
教室で、通学路で、一度は思ったことがある。そんな僕は熱さを好む若者だったのかな。熱さを恥じらい、熱さから距離を置くことで、後ろ指差されずにいようとしたかも知れない。その暗黙の了解と誤解から、ナンバーガールの歌う内容はしっくりきた。
10代の頃に書いた計14本のライブレポートには、あの頃の気持ちが残ってる。
ナンバーガールよりも、ナンバーガールが好きな女の子のことが好きになってしまった。その子と一緒にいたいがためにチケットを何時間も並んで買ったり、遠くの地へライブを観に行った。甘酸っぱい思い出インマイヘッドは、今日だけにしておこう。
夜、熱さに向かう若者たちが燃え滾った場所へ向かう"処女の革命3本立て"の上演『さよならあの娘』の撮影を山戸結希監督に頼まれて、ポレポレ東中野へ。
チケットは前日に売り切れて、またもや満席の場内。上映2本が終わり、暗転した映画館にスクリーンから登場人物が飛び出してくる。相変わらずハラハラする一幕もあったけど、劇場内を端から端まで使った山戸カスタマイズっぷりにお客さんの顔は綻んでいた。「さっさと帰ってジャスコで服買って魔法のアイランド読んで泣いてろよ」ってセリフが好きだ。セルフオマージュ、セリフパロディ。映画内のセリフが絶妙なタイミングで繰り出される。最前でいつものグラングランと揺らすカメラワークで撮影している山戸監督の姿も上演の一部分。映像に収めざるを得なかった。
すべての上映、上演が終わり、中央でわたわたと挨拶する山戸監督の姿は、お米粒を頬につけたイラストに酷似していた。一回しか会ったことない状態で描いたものだけど、本当にこういう人だったので改めて安心した。

11月28日(水) 「アパートの鍵カシマシ」

バタバタと慌ただしい一日。なんとか切り抜けてお台場へ。
夜、Zepp DiverCity Tokyoで『VOICE FES2012』。神聖かまってちゃんのライブ撮影で向かった。Zepp Tokyoとはまた違う場所にあり、初めての会場。建物に入ってからライブ会場まで距離があり、自転車が欲しくなった。
ステージは広く、会場は天井が高い。DE DE MOUSEのライブ中、ステージ上の四角いオブジェがカラフルに輝いていた。垢抜けた雰囲気。
神聖かまってちゃんはトリ。「時間が短けーんだよ!」との子さんがメンバーを急かすように演奏をする。登場してすぐに「一曲目、『美ちなる方へ』」との子さんが超絶珍しく言うと「はや…」とちばぎん。間を埋めるためにmonoくんがMCを挟もうとすると「ステージ上で殺すぞ」との子さんが注意し、さくさくと演奏を進めていく。きちんと曲を聴かせるライブだった。『コンクリートの向こう側へ』の完成度にビックリした。いまや柴さんのバイオリンは無くてはならない存在。『聖マリ』と『芋虫さん』もスムーズに披露し、グダる素振りもミスる部分も一切感じさせない、珍しいライブに思えた。
ライブ後、の子さんと大事な話をする。
なんとなくこの日の撮影は重苦しい気分だった。ステージを去るときのカメラ目線のキャプチャーに、何かしらの意味と意図と願いを込めて。
帰りの電車でまきおくんと柴さんと偶然一緒になる。家の鍵を無くした話をした。二人とも無くしたことがあるらしい。まきおくんが「今度もし鍵なくしたら呼んでね。壁に穴開けるから」と真顔で言った。呼ばないだろう。

11月27日(火) 「笑えばいいと思わないよ」
電車内でずっと笑っているおっちゃんがいた。当然、周囲は警戒する。
幼い頃は「笑う門には福来る」という言葉が好きで、ずっと笑うように心がけていた。描く絵の人物もみんな「(^O^)」こんな顔していた。いつからだろうか、笑うことを躊躇い始めたのは。笑っていると怪しまれる。いまや見知らぬ人に親切心で話しかけても通報されてしまう時代。『痛いニュース』も常日頃、悲しいニュースを知らせてくれる。
「小学生を見ながら「小学生…」と呟いた女性、通報される」
「女子中学生が自転車で帰宅中、後ろから来た自転車の男が追い抜き、立ち去る事案が発生」
時代が変わったのかも知れない。
僕にだって、小学生の頃は通学路に決まって出没する自転車のおっちゃんがいた。すれ違うたび、「たっけうっちくんの~おっとこまえ~っ♫」と自作のソングを歌いながら颯爽と駆け抜けていく。これは通報したらかわいそうだ。一応褒めてくれてるところも愛せる。その後、このおっちゃんは僕の住んでいたマンションの踊り場でなぜか血を流して倒れていた。全然踊れない場だ。
大人になるにつれて、次第に「笑う門には警察来る」という真実を知る。
ちなみに、おっちゃんが血を流して倒れていたのはいまだに真相が分からないミステリーである。その後は消息不明。いつかまた20年の時を経て、「たっけうっちくんの~おっとこまえ~っ♫」と男前でも何でもない僕の前に現れてほしい。今度は通報するかも知れない。

11月26日(月) 「ぬるキャラ」

全国ゆるキャラ865体のうち、愛媛県今治市のバリィさんが優勝した。やはり黄色くて丸いものは間違いないようだ。
しかしながら、このブログのメインキャラクターであるチュンちゃんに似て非なるものがこの世に蔓延りすぎている。「バリィさん」は勿論、リラックマの「キイロイトリ」、ハイシー ドリンクの「いいとこドリ」…すべて黄色くて丸いが、僕のチュンちゃんは小学生の頃に飼ってたセキセイインコでベランダの窓が開いた途端に逃げたので当然最も思い入れがある。
逃げられたとき、ああ、僕嫌われてたんだなと一方通行の愛を自覚した。思えば高田純次のゼンマイ仕掛けのおもちゃを見せたら「ギョギョギョ」と声を上げ、そのリアクションを見るのが好きだったので自業自得だろう。その分今はゴリ押しの熱烈愛情注いでる。画像は黄色くて丸いものでバンドを組ませてみた。やはり黄色い声援を待ってるらしい。
夜、新宿ネイキッドロフトでMOOSIC LAB 2013 PRE KICK OFF PARTY。ゲストは映画評論家の森直人さん、山戸結希監督、二ノ宮隆太郎監督。
開場中、聞き覚えのある声が聞こえると思ったら大森靖子の動画が。僕の撮影した動画が知らぬ間にスクリーンで流れており、大きい画面で観る喜びを噛み締める。うみのても流れる。いつかこういうイベントできないかな、と妄想する。
トークイベントは山戸監督、二ノ宮監督といった次世代を担う若手映画監督がアンケートに答え、それについて語っていく。山戸監督の今後の不安に思うことについて「逮捕されるなど、映画が撮れない状況を自ら作り出してしまうこと」という答えに会場が湧いた。ここが日本とは思えない。下衆の革命児と呼ばれる二ノ宮監督と、処女の革命家と呼ばれる山戸監督。二人は対照的で、途端にバトル気味になるトークが痛感。二ノ宮監督が「処女を売りにするとか、ねえ…」と言うと、山戸監督が物凄い早口で「女が商いをするときは女を売りにしなければならない」といったことをまくし立てていたのが印象的だった。
MOOSIC LAB2013の公式サイトに僕が作ったタイトルテロップが。明朝体はどうあがいてもエヴァっぽいと言われるけど、こう並べてみるとそうでもないか。

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