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2010年11月13日土曜日

近未来映画

 

皆さんはご存知ですか?

現在公開中の映画『ハートキャッチ プリキュア!』は、劇中プリキュアたちがピンチになったときに「ミラクルフラワーライト」をスクリーンに向かって放てば、プリキュアたちを救えるということを。
実際、少女たちが心配そうな面持ちでスクリーンに向かって光を放ち、プリキュアたちを救っているということを。

この見事なインタラクティブ。時代はひとつの到達点に辿り着きました。
劇場では、プリキュアの呼びかけで少女たちが一斉に光を放ち、まるでコンサート会場のような一体感が生まれ、視覚的には無数の光がひとつの宇宙を作り出す。
遂に映画は現実との境界線を越え、スクリーンの中の世界をミラクルフラワーライトひとつで変えることのできる世の中になったのです。

他にも、映画の中のあらゆるピンチを救ってくれることができるのかも知れません。
ミラクルフラワーライトさえ放てば、『アルマゲドン』では隕石を回避できるに違いないです。『宇宙戦争』でも余裕で宇宙人に勝てます。『タイタニック』も海に沈みません。
それだけでなく、『ニューシネマパラダイス』のアルフレードの盲目を治すことができるし、『ライフ・イズ・ピューティフル』はお父さんがナチスに殺されず済むだろうし、『アメリカン・ヒストリーX』ではエドワード・ノートンが刑務所でカマ掘られずにいれるし、『ショーシャンクの空に』はモーガン・フリーマンが3人くらいに増えます。

その代わり、ミラクルフラワーライトを持つ少女の親たちは頭を悩ませる問題に直面するでしょう。
「お母さん、私が光を放たなくてもプリキュアたちがピンチから余裕で救われてるわ…一体どういうことなの?」
この質問を、家での映画鑑賞中に投げかけられる恐怖があります。

「なにこれ?私がミラクルフラワーライト使わなくてもプリキュアは平気でピンチから免れてる…なんなの?これ?ふざけるんじゃないわよ!なにピンピンしてんのよ!死にかけろよ!助けるよ!なにがプリキュアよ!あんたたちなんかうんこだわ!うんこブリブリキュアだわ!」

少女たちはライトを投げ、相変わらずアルフレードは盲目となり、父親はナチスに射殺され、エドワード・ノートンは掘られ、モーガン・フリーマンはやっぱり1人でしょう。

インタラクティブで僕が思い出すのは、ゲームのファミコン版『ドラえもん』です。



初代ファミコンのゲーム機の2コントローラーには、なぜかマイクがありました。とあるゾーンにドラえもんが突入したとき、プレイヤーがこのマイクに向かって固有名詞を叫ぶと、ゲームに展開が生まれるという機能があったのです。
「ドラミちゃーん!」とマイクに向かって叫ぶと、なんとドラミちゃんが役立つひみつ道具をたくさん持って登場してくれるのです。
「言葉を認識するとは…近未来や…」
当時の技術では人間の肉声がゲームの世界に反映されるのは画期的だったので、小学生時分の僕はとても感動しました。

しかし、どこかしら疑心暗鬼していました。
ある日、僕は言葉をかんでしまい、「デュラミちゃーん!」と叫んでしまったのです。それでもドラミちゃんは戸惑うことなく平然と笑顔で登場したので、気になってしまいました。
「違う言葉を叫んでも、ドラミちゃんは現れてくれるのかな?」
僕は試しに叫んでみました。

「うんこー!!」

ドラミちゃんはやって来ました。このうんこ野郎が。

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