たけうちんぐ最新情報


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2008年11月5日水曜日

G行為



近所のスーパー近くの地面に書かれてあった謎の表示。近頃、気候の変化によるものなのか、部屋の中でこれが適応されるべき事態が起きた。

文字通り、Gの出現です。

Gを見かけたとき、まずその存在に驚愕して「ウォー!」と叫ぶ。そして動き出したことに驚愕して「ウォー!」と叫ぶ。郵便配達は二度ベルを鳴らすが、竹内は二度Gに叫ぶ。そんな突然のウォーウォートゥナイト~時には起こせよムーブメント~であるが、ムーブするのはGであり、僕としてはぜひともリムーブしたい。
「自分で動き出さなきゃ 何も起こらない夜に 何かを叫んで自分を壊せ!」
たしかに歌詞にある通り、ゴキジェットProを片手に追い回さなきゃ(自分で動き出さなきゃ)、Gが生き続けてしまう夜に(何も起こらない夜に)、「ウォー!」と叫んで自分が壊れた。小室は分かっていた。

Gといえば、いまだに拭い切れない根強いトラウマがある。

今の家に住み始めた頃、アパート1階の親切な韓国人が僕の住む2階まで上がってきて、突然ドアをノックしてきた。
「アニョ!僕タチ引ッ越スニダ!使用セヨ!」
要らなくなったという理由で、ソファーと大量のハンガー、そして洗濯機を譲ってくれた。韓流ブームが部屋にやってきた。キラースマイルだった。コインランドリー生活からの脱却にウキウキしながら洗濯機の電源を入れる。が、動かない。壊れていたのだ。アニャ!?動カニダ!作動セヨ!一瞬、1階と2階の間に北緯38度線を感じたが僕は平和を好み、動かない洗濯機は風呂場の片隅に放置していた。
これがいけなかったのだ。
やがて3ヶ月の時が過ぎ、季節は夏。休日、風呂掃除をしようと右手にスポンジを持ち、左手の洗剤を洗濯機の近くに勢いよく吹きかけた。

次の瞬間、洗濯機の中からGが4匹一斉に登場したのだ。

その存在に「ウォー!ウォー!ウォー!ウォー!」と叫び、動き出したことに「ウォー!ウォー!ウォー!ウォー!」と叫んだ。
ウォーウォーウォーウォートゥナイトが実現した。がっかりさせない期待に応えて4匹ぶんの驚愕を表した。素敵に楽しくない。自分で動き出さなきゃ何も起こらない夜なので、「ウォー!」と叫んで自分はすでに壊れていた。左手が持つものは洗剤からゴキジェットProに変わった。洗濯機はそんなに住み心地がよかったのか。一度に4匹も見たことがない。もう、わけが分からない。茂木健一郎の髪型くらいわけが分からない。気が動転していた。平静を保てない。
突然のブラックな世界観からの脱却をはかろうとした。4匹かつ黒ずくめなので「ミッシェル・ガン・エレファント」と名づけることで高揚感をもたらし、なるべく愛着を持とうとした。その登場に『ゴッド・ファーザー』のテーマが流れた気がした。

「ゲット・アップ・ルーシー!」「スモーキン・ビリー!」「ベイビー・スターダスト!」「リボルバー・ジャンキーズ!」

ミッシェル・ガン・エレファントの曲のタイトルを必殺技のように叫ぶことで精神の安定をはかろうとしたが、Gはそれを許してくれない。風呂場から脱出を試みたのか、彼らは大きくジャンプした。『世界の終わり』というタイトルがピッタリだった。このGIGを早急に終わらせるため、「ダニー・ゴー!」と必殺技のように叫び、Gにスポンジを投げつけた。

それはちょうど、『ペットボトル事件』を彷彿とさせた。ライブ中、客席から飛んできたペットボトルの激突がチバユウスケを怒らせた事件である。

チバ「あのよぅ」
客「イェーーイ!!」
チバ「ハッピーな気持ちは分かるけどよ物投げるなよ」
客「イェーーイ!!」
チバ「結構効いたぞ」
客「イェーーイ!!」

ライブの空間が生んだ、空気の読めない歓声。完全なるディスコミュニケーション。風呂場では「イェーーイ!!」がちょうどゴキジェットProの「プシューー!!」に該当し、チバ同様に結構効いていたようだ。
スポンジを投げたことで右手は空いた。実家から送られてきたのでなぜかもう一本あるゴキジェットを右手に持った。二刀流となった。プシューーの連続技であり、もはや風呂場は擬音しか鳴っていない。ゴキジェットを押し続けているせいか、煙がたちこめた。やりすぎだ。もう誰にも止められない。異常なまでの量のゴキジェットを放出した。煙が充満した。それはまるでスモークが炊かれたステージのように、彼らの4匹のGIGを盛り上がらせていた。

すると突然、「ピーー!ピーー!ピーー!」と警報音が鳴り出した。
ガス漏れ報知器が作動したのだ。
なんと、報知器がゴキジェットの煙をガス漏れだと勘違いした。この緊急事態になんだそれは。貴様は報知器じゃねえ痴呆器だ!とロックンロールなノリで怒り、警報音がますますG4匹出現という緊急事態を盛り上がらせた。鳴り続ける警報音、吹き続けるゴキジェット。

やがてミッシェル・ガン・エレファントは解散した。洗濯機から一斉に飛び出したG4匹。ラストライブ、最高のGIGだったぜ。
だけど、戦いの後に必ず直面する現実がある。死骸の処理である。動かなくなったGをどうするのか。さすがに放置するわけにはいかない。結果、新聞紙を何重にもして、G本体に手をやり、つかんだ。

14th SINGLE『ゴキブリをつかんでしまった』はこうして生まれたのだ。


にしても、ゴキブリだけがよくイニシャルトークで語られています。

有名人のスキャンダルが語られるのと同じ扱いで、何様なのかと思う。この特別扱いには他の虫たちも黙ってはいないはず。
だからこそ、他の虫たちの気持ちを尊重した日記を書きたい。

昨年はGを見かけないぶん、なぜかAが床を歩いていることがあった。白Aではないだけマシだけど、家の中で見るAは小さいくせに、恐い。それにしても意外なことに、Kに一度も出くわしていない。K取り線香こそ持っていないが、虫退治で唯一我慢できるのはKなのに。
Hは2年前にゴミ箱の上を飛び回って以来、見かけない。小Hはたまにいるけど、基本的にHはゴミ捨て場でしか見ないので安心だ。Sは季節柄、夜もミンミン鳴いてうるさい。玄関の前で死んでいるかと思ったSが突然鳴り出して羽ばたいていくトラップはもう要らないのです。



〈CAST〉


・G…ジョージ・クルーニー

・A…アーノルド・シュワルツェネッガー

・K…ケヴィン・コスナー

・H…ハリソン・フォード

・S…シルベスター・スタローン



and......



YOU!!!!!!!

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